123456TOTAL
武蔵コンドル21301310
寺尾パワーズ250103x11
いよいよ始まった市長杯(夏季大会)の1回戦。お相手は、良きライバルでもある武蔵コンドルさん。全力で勝ちに行く!両チームとも同じ思いで臨んだ一戦は初回からゲームが動いた。
先発は安定のソウマ。先頭打者を三振に打ち取りいいスタートを切ったが、続く打者にエラーや4番の会心の当たりなどでこの回は2点を先制されてしまう。
初回から追う展開となってしまったパワーズはその裏、ソウマ、トモキがフォアボールを選び、クリーンナップのリュウノスケ、ユウキがきっちりランナーを返し同点とした。
2回表の守備ではわずかなミスで1点追加されるもその裏のパワーズの攻撃はビッグイニング。フウトのセンターへの会心の当たりを皮切りにヒット、フォアボールを重ねて5点をもぎ取った。だが相手もまだまだ負けていない。3回は長打などで3点を返され6対7で1点差に詰め寄られる。その後、両チーム1点づつ加点し、ゲームの決着は最終回へともつれ込んだ。

迎えた最終回、4回から好投を見せていたハルトだがこの回から調子が上がらない。フォアボールやデッドボールなどでノーアウト満塁のピンチとなった。ここで頼れる兄貴リュウノスケに交代。『頼む!』チーム全員が祈る思いで声援を送った。だが勢い付いたコンドル打線は攻撃の手を緩めない。 2番手のショートへの内野ゴロの間に同点となる1点。そして4番の左中間への2点タイムリー2ベースで10対8とされてしまった。
『まだだ!俺たちの野球を見せてやろう!』そんな思いで臨んだ裏の攻撃は気合十分のリュウノスケからの打順。見事にレフトオーバーの2塁打を放つ。続く4番ユウキがお返しとばかりに左中間へのタイムリーヒット。続く打撃好調のコウダイにもレフトへのヒットが出て3連打。そして前打席で大きなレフトオーバーを放っているユウマにチャンスが回るも満塁策を取られ敬遠。この大きなチャンスにショウタロウが執念の1打を放ち1点追加、ついに同点に追いついた。みんなの強い意識が流れを呼んだ。盛り上がる会場。延長かサヨナラか!
最後はワイルドピッチによって決着が着き幕を閉じた。

最終回で逆転された後の立ち上がりはすごいものを感じた試合だった。力は同じ。どちらが勝ってもおかしくはなかった。両チームともよく頑張った。試合には勝ったがそれぞれの改善点はあるはず。振り返りで言ったこと、思ったことを次の機会で生かさないと意味がないぞ!まだまだ上を目指そう!そして何よりも野球を真剣に楽しもう!