123456TOTAL
南古谷レーダース0002002
寺尾パワーズ30010x4
秋季ジュニア大会も準決勝に進みいよいよ大詰め。お相手は近隣の良きライバルでもある南古谷レーダースさん。ここまで来ると一筋縄では勝てない。お互い火花を散らした熱い戦いが始まった。

初回レーダースの攻撃。先頭打者のライトへのフライをアヤミがしっかりキャッチしワンアウト。
続く2番打者はショートソウマの左を突く打球。ギリギリキャッチしファーストへ送球するも惜しくもセーフ。その後ランナーは盗塁で2塁へ進塁に成功。3塁へも盗塁を試みるがキャッチャートモキがサードへ送球しアウトとした。パワーズは初回からかなり気合の入った守備で無得点に抑えた。

その裏のパワーズの攻撃。先頭打者ソウマはいい打球だったがサードの守備に阻まれアウト。続くユウキはセカンドの送球エラーで2塁まで進塁した。3番リクはフォアボールを選びランナー1,2塁とチャンスを広げる。続いてコウダイはセカンドへの打球でアウト一つ取られる間にユウキが3塁へ進塁。ツーアウト2,3塁の絶好のチャンス。ここでワイルドピッチがでて1点先取。さらにハルがレフトへのクリーンヒットで1点を追加。まだまだ終わらずハルトもセンターへ返して初回は3点を奪取した。

3回を終わって3-0。ハルトもここまでの被安打は1本のみ。好調なピッチングを見せた。
こちらも2回、3回とヒットは出るが単発に終わり何もないままゲームが進む。試合はリードしているもののもっと打って流れを早く掴みたい、その思いが前のめりに出すぎて選手たちにさらに焦りを与えてしまう。レーダースは2番打者が1打席目と同じく再びショートソウマの左を勢いよく突き内野安打で塁に出た。ツーアウトをとるが、続く打者にフォアボールを与える。ランナー2,3塁のピンチのところでボークを告げられ1点を献上してしまった。ここでマウンドをユウキに託す。だが流れを掴みかけたレーダースはセンター前ヒットでさらに1点を追加。3-2と追い詰められる。主導権がなかなか握れない状況の中4回、ハルトにレフトオーバーのスリーベースヒットが飛び出した。追加点のチャンスでユウマのサードへの打球の間にハルトが生還。4-2と突き放す。5回は両チームとも無得点。点差は2点。まだまだ勝負の行方は分からず緊迫感だけが増していく。6回のレーダースの攻撃は1番打者が内野のポテンヒットで塁に出た。嫌なムードがチームに漂う。ワンアウトの場面で1塁ランナーが盗塁。だがここでスーパープレーが飛び出した。ピッチャーの少し逸れた球をキャッチャートモキが飛び付きその勢いで体を一回転させ2塁へ送球。見事に走者をアウトにした。素晴らしいファインプレーだ!このプレーが嫌なムードを吹き飛ばしみんなに元気を与えた。最後はユウキの鋭い球は相手を三振に切って取りゲームセット。結果4-2で見事に決勝進出を決めた。

なかなか流れを奪えない試合だったが、一人一人がチームの為に何とかしようという強い思いが全面に出ていたからこそ接戦に競り勝つことが出来たのだと思う。決勝戦は強豪初雁フェローズさんとの一戦。相手も力を十分につけて決勝戦まで勝ち上がってきたチームだ。相手にとって不足はない。みんなの思いを一つにして是非頂点をとってほしい。