123456TOTAL
初雁フェローズ3002005
寺尾パワーズ23201×8
池山杯決勝戦の相手は市内のライバル初雁フェローズさん。ジュニアの決勝戦で敗れて以来の試合で選手たちも雪辱に燃えていた。
先攻は強打のフェローズさん。初回にいきなり先頭打者ホームランを打たれ、さらにツーベースの連打で嫌な流れとなったが、ファーストのユウマがバッターのベースの踏み忘れに気づきワンアウト!普段からヒットを打たれた時は必ず見ていたという素晴らしいプレー。100回に1回しか起きないようなプレーのためにしっかり毎回準備していることが素晴らしい。
このプレーで流れが変わるかと思ったが、その後も連打を許し、初回に3点を奪われる。
ここで気落ちせずに取られたら取り返してきたのが今大会の良さ。まずは先頭のソウマがフォアボールで出塁すると、すかさず盗塁でチャンス拡大。ここでユウキが右中間を破るスリーベースヒット!今大会はソウマが出塁してユウキが返して流れを持ってきて、後続の打者に繋げてビッグイニングになることが多かった。ナイスバッティング!その後1点を追加して2点を返した。この2点がしっかり返せたことが大きかった。
良い流れの中、2回はリクが3人できっちり抑えて完全に流れをこちらに引き寄せると、2回はワンアウトからトモキがレフトオーバーのスリーベースヒット、ワイルドピッチで同点に追いつく。さらにツーアウトから、ソウマ、ユウキ、リクの3連打で2点を追加!ツーアウトからの得点が多かったことも今大会のポイントだった。
3回の守りでも先頭にスリーベースヒットを打たれたが、続くバッターをリクが三振に仕留めてワンアウト。さらに右中間へのライナーをライトのハルトが飛び込んでスーパーキャッチでツーアウト。そして、パスボールで本塁を狙った三塁ランナーを三本間で挟んでスリーアウト!ナイスプレーの連続でノーアウト三塁を無失点に抑えた!流れを掴んだ裏の攻撃は、先ほどスーパーキャッチのハルトがセンター前ヒットで出塁すると、ユウマもライト前ヒットで続く。コウダイが進塁打を打ち、ワンアウト2、3塁からフォアボールで満塁とし、パスボールとワイルドピッチで2点を追加。リードを4点に広げた。しかし、強敵フェローズさんがこのままで終わるわけがない。4回にヒットとエラーが重なり2点を奪われる。裏の攻撃をわずか6球で三者凡退に抑えられ嫌な空気が流れるが、負けじと5回の攻撃をリクが三者凡退に抑える。ナイスピッチング!今大会はリクのここぞの投打の活躍が大きかった!
レフトのハルも大きなフライをしっかりアウトにした!
これでまた流れをこちらに引き寄せ、先頭のユウマがこの日2本目のレフトへのヒットで出塁すると、盗塁とコウダイのフォアボールでノーアウト1、2塁とチャンスを拡大!ワンアウトから5年生ユウタがセンター前で満塁!ここで頼れるキャプテンソウマがレフト前へのダメ押しタイムリーヒット!チームを優勝へ導く一打は日々の努力の結晶!
いよいよ最終回、先頭にツーベースヒットを打たれたが、続くショートゴロでソウマが落ち着いて飛び出したランナーを挟み挟殺プレーでワンアウトランナー一塁に。後続をリクがきっちり抑えて試合終了!優勝を決めた!
みんなの涙と笑顔に達成感が溢れていた!
春季大会の悔しい思いから、ミーティングを経て、この短期間で練習からしっかり切り替えができたことにこどもたちの心の成長を感じた大会でした。まさに「ピンチをチャンスに」変えた大会となりました。
また、ブンブン丸こと池山選手の池山隆寛杯に相応しく、打ち勝つ試合が多かった大会でした。
最後になりましたがコロナ禍で大変な中、大会を運営くださいました大宮アローズさん、連盟の大会関係者の皆様ありがとうございました。