123456TOTAL
寺尾パワーズ0001034
名細少年野球クラブ0010203
ライオンズ旗もいよいよベスト4が揃い、ここからが正念場となる。
準決勝の相手は、最近好調との噂の名高い名細少年野球クラブさん。
この代では初顔合わせの相手で油断はできない。

先行はパワーズの攻撃。
先制点をとって試合展開を有利に運びたいところであるが、打線が思うように続かず、ショウタロウが巧みなカットで粘り勝ちでもぎ取った四球も盗塁を刺され、なんと3回まで全てのイニングで三者凡退。
厳しい試合展開になりそうな予感のスタート。

後攻は名細さん、初回先頭打者を四球後に三盗まで許すも、その後は3人で抑え、2回まで好調なピッチング。
試合が動いたのは、3回裏の名細さんの攻撃。
先頭打者を三振に取るも2つの四球許すと、センター方向に打たれたヒットで1点先制され、苦しい展開になった。

そろそろパワーズも点数が欲しい4回表、2番ユウキがセンター方向に飛ばした打球は、運よくセンターが後逸させ、3塁まで進塁、得点のチャンスを得る。
ここで迎えたリクは、みんなの期待に応える右中間への打球で1点もぎ取り同点に追いつき、振り出しに戻す。

両者譲らない投手戦になるかと思った5回裏、名細さんの反撃が始まる。
二打席連続四球で出塁を許すと、ピッチャーゴロ、ライト、センターへと打たれ、2点奪われる、時間も迫った非常に苦しい展開になった。

6回表、パワーズの攻撃、試合規定によりこの回で少なくとも同点に追いつかないと試合が終わってしまいあとがない。なんとしても点を取りに行かなければならない。
ショウタロウが四球で出塁したところで、期待のかかるキャプテン、ソウマは、ここぞの一発、レフト線への2ベースタイムリーヒットで逆転の火蓋を切る。
勢いに乗ったパワーズは、続くユウキのセンターへのあたりでさらに2、3塁の絶好のチャンス。
ここで4回に同点打を放ったリクに期待がかかる。その期待に応えるセンターオーバーの2ベースタイムリーで2点を返し、最終回の土壇場で逆転に成功。

こういう展開になった時のパワーズの集中力は、素晴らしく、6回裏の名細さんの攻撃は、リクの好投もあり、三者凡退で、試合を締めくくった。

最終回で、あとがなくても、どんなに苦しくても、諦めず、最後のゲームセットがコールされるまで粘れば、必ず結果がついてくる。絶対に勝つという気持ちが、相手チームより優ったことが、勝利に結びついたかと思う。

さあ、いよいよこのあとは決勝戦。気を抜かず、この勢いで頂点を目指せ!!